堀江貴文さんの学校不要論

おすすめ本

本日ご紹介したい本は『すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論 (著者:堀江貴文)』です。

著者の堀江貴文さん(以下、堀江さん)は様々なところで「学校は不要だ」と発言していますよね。この本でその理由を説明されています。

きっと、読み終えた後は、我が子の『好きなこと、ハマっていること』をますます応援したくなると思います。また、もしホームスクール(アンスクーリング)を考えている親御さんであれば、その思いがさらに強くなると思います。

学校教育を考える助けとなる本

「日本の学校教育は時代の変化に対応できていない」と聞いたことがある方も多いと思います。本書は、それについて初めて聞いたよ、という親御さんでも一から考える助けとなる本です。

学校教育を利用すべきかどうか考える上で、学校制度が生まれた歴史的背景や、堀江さんの考える「これからの時代の生き方や考え方」を記した本書は、大変参考になります。

ビジネス界で生きる堀江貴文さんならではの視点

実は、本書は我が子を学校に行かせるか行かせないかを考える親御さん向けに書かれた本ではありません。

新しい何か(ビジネスなど)を「やりたい」気持ちはあるけれど、動き出せない人向けに書かれた本です。動き出せない原因が、既存の学校教育による”洗脳”にあるということです。

この切り口が、ビジネス界で活躍する堀江さんならではですよね。

大人になっても「好きなことをして生きられない」「我慢ばかりしている」その原因が学校教育にあるのなら、我が子を学校に行かせるべきかどうか、考えてしまいます。

堀江貴文さんの学校不要論

もともと学校制度は「国民」を育てる目的で生まれました。それがインターネットの登場により「国民」という概念自体がファンタジーになった、これが堀江さんが学校は不要だとする最大の理由だと言います。

「いい大学を出て、いい会社に就職するのが『幸せの正解』である…」子供達は学校に通ううちに、このように信じ込まされていると考えます。

しかし、多くの人が気付いているように、幸せのあり方は人それぞれ違いますよね。

これからの時代を生きる子供達は、それぞれの幸せな生き方を探さなくてはなりません。そして、それは画一的な「学校」では教えられない、というのが堀江さんの考えです。

人は国民ではない「民」の一人として、自分だけの幸せを探し、働き方を探さなければならない。

それは、画一的な「学校」で教えられるものではないというのが僕の意見だ。

我が子が「幸せな生き方」を見つけるために必要なもの

さて、学校に行かないという選択をしたとしても、ただ家でぼーっと過ごしていては幸せな生き方は見つかりません。

では何が必要かというと、堀江さんは「『学び』が不可欠だ。」といいます。

堀江さんの考える「学び」とは能動的なものであり、与えられたものをこなすだけの「お勉強」とは明確に違うものとしています。

そして、堀江さんの考える「学び」とは「没頭」のことだそうです。

没頭する対象は逆算して選ばない

この「没頭する対象」についても堀江さんは以下のように言及しています。

目標からの「逆算」を思い切ってやめたほうが、得られるものの可能性は大きく膨らむのである。

教育熱心な親こそ、子供の興味があることに対して、「これは将来の役に立つかな?」と考えたり、「将来役に立ちそうだから、子供に”これ”に興味を持たせたい」などと逆算してしまいがちです。それをやめて、子供を全面的に信じて子供に任せることが、これからの時代の親にとって最も大切なことなのかもしれません。

堀江貴文さんについて

既にご存知の方も多いと思いますが、ここで著者の堀江貴文さんについてご紹介します。

堀江貴文さんは、革新的なビジネスアイディアや大胆な発言で注目を集める実業家です。

ライブドア社の元社長として有名で、日本のIT業界をリードする存在となりました。

現在はYouTubeやSNSで情報発信をしながら、さまざまな分野で活動をしています。著書も多く執筆し、自由なライフスタイルを提唱、特に若者を中心に人気を集めています。

本書を読んで…

日本の大半の子供は、1日の多くの時間を学校で過ごします。そこで子供達はどんな大人(教師)と過ごし、日々どんな言葉をかけられ、どんなルールに従って生活しているでしょうか。

それらは無意識のうちに、子供達の考え方や行動、生き方までにも影響を与えています。

にも関わらず、「義務教育だから」「周りが行っているから」とあまり深く考えずに入学式に出席する親御さんが大半かと思います。

果たして、それでいいのでしょうか。

愛する我が子のために、「学校教育」について考えていきたいものです。

本書はそれについて考える際にとても参考になります。是非読んでみてください(^^)

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